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2007.06/10(Sun)

感想:天元突破グレンラガン 第11話 『シモン、手をどけて』 

男は、少年にとっての全てであり、象徴だった。
少年は、男に憧れ、男になることを望み、願った。
しかし、男は死んだ。
少年の望みは、もはや、果たされることは無い――

少年が信ずるは、男にあらず。
少年が追いかけるは、男にあらず。

信じ、追うべきは
少年の胸に生きる、少年を信じる男の心
少年の胸に宿りし、自分を信じる少年の心

そして全てを貫くは、少年の魂込められし翡翠の螺旋――

【More・・・】

 先の戦いで、ニアを助けるために真っ先に飛び出したシモン。しかし、無様に転び、頼みのラガンは何も答えてくれなかった。
兄貴なら、強くてカッコいい兄貴なら、こんなとき颯爽とニアを助け出せただろうに……! 勇気を振り絞っても、兄貴みたくなろうとしても、ただ憧れてただけの自分なんかに、できることなんて何一つ無い……


 シモンの憧れる「兄貴」という存在。憧れのまま、大きいまま居なくなってしまった存在。それ故に、永遠に追いつくことのない、追いつく可能性すら失われてしまったシモンにとって、できる事は何も無かった。できる事は、憧れを形にすることだけ。


シモン「強くて、優しくて、でっかくて――
    俺も兄貴みたいな男になりたかった……
    なろうとしたけど、やっぱりムリだった……
    俺は、兄貴みたいになれない――」



ニア「シモンは『兄貴』じゃない。
   シモンは『シモン』でいいと思います」




 人は何故、誰かに憧れ、その誰かになろうとするのか。
 力が強いのがうらやましいから?
 人に頼られ、憧れられる魅力がうらやましいから?
 自分みたいな小さな存在に、優しくしてくれる心が眩しいから?
 自分を信じてくれる、力強い言葉が嬉しいから?
 いつか、その「誰か」に近づいたという、自分の成長を実感したいから?


 何を以ってその誰かに「なり」、何を以ってその誰かを「超えた」とするのか。


 答えの出ない思考の迷路。シモンは「兄貴」の言葉、そしてニアの言葉で、ついに一つの答えを導き出す!


カミナ「いいかシモン、忘れんな?
    お前を信じろ!
    俺が信じるお前でもない、
    お前が信じる俺でもない、
    お前が信じる、『お前を信じろ』!」




 目覚めたシモンの心に答えるように、ラガンはシモンの下へ、そしてシモンの心に手を差し伸べたニアの元へと跳ぶ――



シモン「兄貴は死んだ! もう()ない!
 だけど、俺の背中に、この胸に!
 一つになって生き続ける!


 穴を掘るなら天を衝く!
 墓穴掘っても掘り抜けて――
 突き抜けたなら、俺の勝ち!


 俺を誰だと思っている?
 俺はシモンだ! カミナの兄貴(アニキ)じゃない!
 俺は俺だ! 穴掘りシモンだ!!」




 ただの憧れから、本当の意味での「魂の兄弟」へ。
 生きている間に理解できなかったのは、悲しく、悔しい。でも、そんな自分でも、兄貴は自分を信じろと言ってくれた。自分が一方的に信じるだけじゃなく、兄貴も自分を信じてくれた。そんな兄貴の信じてくれる自分を、ここで終わらせないために、「シモン」という自分を認めてくれる、ニアのために。そして、そんな彼らのために頑張りたいという自分の心を、強く信じたいから――!






 カミナの死も含めて、1クール最大最後のヤマだと思っていいんでしょうか? コンスタントに面白い話を続けてきたとは思いますが、ここまで心を揺さぶられるのは「あばよ、ダチ公」と同等、いやそれ以上だったように思います。
作画的にも、前回のややシンプル目のラインと変わって、非常に感情的、情熱的な描写が多く、それもまた今回のシモン復活、ニアの自我の完全確立と合わせて非常にうまくマッチングしていたように思います。正に天元突破。王道驀進。
 シモンが立ち上がり、やがてカミナを髣髴とさせるリーダーに成長するのは、第1話冒頭の場面で既に示唆されているとはいえ、やはり「過程」は大事ですし、その重要な「過程」をこの第11話は見事に描ききってくれました。

 兄貴に憧れるだけの卑屈なシモンではなく、兄貴を失って壊れかけのシモンでもなく、己を信じる強いシモンの成長が、今後非常に楽しみです。










・余談その1
 余りにも感動したので、DVDも買おうかと思います。瀬戸の花嫁も限定版で買うつもりなのでちょっと出費が辛いですが。

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・余談その2
 11話の燃えの真髄と言うべきシモンの名乗りからギガドリルブレイクのシーンで流れていた挿入歌「happily ever after」はしょこたんこと中川翔子さんの歌。OPテーマ「空色デイズ」のカップリング曲としてばっちり収録されております。4月新番のシングルにしてはやけに遅いと思ってましたが、こういうことでしたか……というわけで思い切り釣られるクマが一匹。

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テーマ : 天元突破グレンラガン - ジャンル : アニメ・コミック

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